コンクリートの合間の土の上で

 ファブリス氏の提案から始まったアートで街を野菜畑にするプロジェクト。プロジェクトの主宰でもあるW氏に畑を案内してもらう。ちょと空き地になっている神宮前3丁目の畑には野菜の苗がぽちょんぽちょんと植えられていてとてもキュート。ファブリス氏のつくったかかしもキュート。
 企画の種がいっぱい詰まっているW氏の話はとても面白かった。彼はシードバンクのような人。人と人をつなげる種を心にいっぱい持っている。この空き地の畑を中心に街のあちらこちらに野菜の苗が植えられている。夏になるころには、トマトやキュウリがカラフルに街を彩ってくれるのかな。雨上がりのコンクリートの合間の土がエネルギーを発散し輝いていた。


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農とアートの境界線

 ファブリスイーベル氏にお目にかかるために神宮前のワタリウム美術館へ急ぐ。ファブリス氏はパリ在住のアーティスト。地下鉄をでると雨が降っていた。少し雨に濡れて美術館へ着いた。講演は終わっていたが、自己紹介と少しだけお話をすることができた。通訳を介して話すというのはなかなか心をダイレクトに交換できないなと思っているうちに、彼はフランスへ向けて帰る時間が来てしまった。いつかうちの畑にも遊びにきてください。といい、彼はまた5月に日本に来るからその時に行けたらいいねなど話してくれた。5月はシャネル社のお招きでくるそうだ。農業とアートの境界線を大きなステージで表現している彼にお目にかかれてよかった。シャイで真摯な印象を受けた。

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今日は雨。

天気の日が続いてどことなく乾いた土も草も雨を欲していた時に、ちょうどいい雨。少し肌寒くストーブをつけたけれど、寒くてもいいかなあと思う。今日は畑には行かずに、清春白樺美術館にゲイリーコマリン展を観に行った。ゲイリーコマリンはアメリカの現代アート作家。赤やオレンジ、青、ピンクや黄色の中に黒い線や色の塊がおだやかに佇むプリティープリティーな大きな絵。明るくて優しい表情の絵に楽しいゆるやかな気分になった。
しっとりとした春の雨の日もいいと思う。

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