土用鰻と団扇の夜

 蒸し暑い夏の夜に虫がじりじりと鳴く。土用の丑の日に鰻を食べる風習ができたのは、平賀源内が鰻屋から宣伝を頼まれて夏バテの薬になると言ったことから始まった…なんていう説もあるようだけれど…、やっぱりこの暑い盛りに鰻を食べると元気が出ることに間違いはなかった。
 今年も、炭火で暑いなかぱたぱたと焼く恒例の美味しい鰻の蒲焼きをK子さんから戴いた。ふっくらしていて、見ても食べても美味しい鰻の蒲焼きだった。鰻の産地偽装やらでごたごたしているが、食べればわかる味と感触香りだった。久しぶりに食べる鰻にむかって、うなぎってこんなに美味しかったけ?と言う。
 夏の夜。畑で採れた野菜のみそ汁(土用蜆は腹の薬という…シジミのみそ汁だったらよかったのかな?)とぬか漬けと…、夏の夜らしい夏の夜。団扇と冷たいデラウェアに気持ちだけでも涼みながら、風鈴が欲しいなあと思った。最近は元気がでてばかりいる。自然のおかげさま。
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初夏の岩魚。いいサイズ。

 週末は小淵沢の小説家K氏の家で岩魚を食べた。K氏と遊びの師匠A氏が小武川渓谷へ渓流釣りへ行き、その獲得物でBBQをするからということで。
 ぴかんぴかんと光る岩魚。まだ水が冷たいから少し黒い肌をした岩魚を塩焼きにして食べた。久々の岩魚の味に感激して、いつものことお酒もすすんだ。久々に焼酎を飲んだ。K氏が九州に取材旅行で手に入れたという限定品芋焼酎「霧島」。ちょっとした苦みがすぐに甘みに変わり、口の中で心地よく香る美味しいお酒だった。
 いつもだけど、K氏の家にいくと、美味しいものがいっぱい。チーズが美味しくて、いつもながら遠慮を知らずに食べ続けた。芋豚…とやらも美味しかった。渓流釣りの珍道中、カナダ取材、九州取材の話、彼のエッセイを読んでいるような心弾む笑い話を聞きながら、朗らかな夜が更けていった。  
 K氏は憧れの作家さん。いつも少年のような眼差しで心静かにはしゃいでいる。居心地のいい素敵な人。小説家…、小説が映画化されるとこんなに美味しい暮らしができるのか…、と単純に心から羨ましいなあと思いながらいつも帰ってくる…。
 とはいえ、なんだかほっとした夜だった。自分が書きたいもの、創りたいもの、は、大切にしよう。自分の速度には逆らえないのだと思った。
 
 
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野菜続々…、ズッキーニ初収穫。

 雨と晴れとの繰り返しの梅雨がどんなにか恵み深い時間なのか。草花は潤ってすくすく伸びて、実がつき、熟し、それを食べる。野菜達は逞しく強い。着実である。全部ほんもの。それは特別なことでなくあたりまえのことで、それはとても生きている。ズッキーニの実を収穫した。葉でなく、根でなく、初めての実。これから葉、根にくわえて実がどんどん形作られ熟してゆく。
 夜食に初ズッキーニを食べる。まずはシンプルにソテー。熱々でも美味しい。ちょっと冷えたらもっと美味しい!甘みとコクが深くなる。何故?

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燻製をしてみる。

 朝起きたら、一斗缶の燻製ボックスが出来上がっていた。素晴らしい出来に素直に驚いた。夕方、桜のチップでチーズとベーコンを燻製してみる。最初部屋の中に置いていたら部屋が燻製の香りになった。この香りでウイスキーが飲めそうだと思った。ベランダに移動して4時間くらい。
 夜も更けて、燻製が完成した。ちょっと味見を。のつもりが美味しいので、ウイスキーも飲み、小さな食後のお酒の時間になった。
 燻製はすごい。ベーコンの細胞の内部まで甘みのあるスモーキーさがしみ込んでふっくらしてした味わいだった。これは素晴らしい趣味ができた。と喜んでいる。次は何を燻製にしてみよう。豆腐、干物、ゆで卵…。?。

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みりんと味噌と胡麻油。とか。

 みりんをそのままで飲むと当たり前だけど甘い。これは美味しい。すっと消えていく甘み。砂糖の甘さとも違う。清里で、昼に岐阜県の白扇酒造のみりん、しぼりたてのものと3年熟成ものと10年熟成のもの、比べて飲ませて頂いた。10年熟成したみりんはメイプルシロップのような黒蜜のようなとろける香りが癖になる。これはアイスクリームとかにかけて食べたら美味しいだろうなと思う。

 あと、味噌。味噌と言っても色々あるが、私は麦味噌がとても好き。母が長崎の人だからかもしれない。麦味噌の味は覚えている。今日、清里で麦味噌を見つけた。長崎の長工醤油さんの麦味噌を頂いた。はだか麦を使った風味豊かな味噌。隣の中嶋屋本店の中嶋恒治氏と長崎うまいだしの話で盛がった。麦味噌は煮干しのだしがよくあうと言っていた。早速、夕食は煮干しのだしの麦味噌の味噌汁にした。ネギと人参と豚肉のみそ汁。彼が絶品だと喜んでいた。それは良かった。
 長崎西町の長工醤油さんのご主人は気前のいい人で、有機大豆の濃口醤油をおまけにくれた。!!!
長崎に行きたい〜という欲望がまた湧いてきた。
*裸麦;大麦の一種。実と殻とが離れやすい。ぼうずむぎとも言う。

 九鬼産業の焙煎をしていない胡麻油、試食したらとても美味しかったので頂いた。夕食は土鍋で蒸した小松菜に、この胡麻油を少しとぬるっとした塩を垂らして食べた。興奮する程美味しかった。この油はとても軽い。滑りのよさとさっぱり感がたまらない。美味しい。
 ちょうど初収穫の日に小松菜もネギも美味しい調味料に出会って運がよかった。
 今日は本当に幸せな日だと思う。突然にやってくる幸せな日。 
 
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長崎の築町の中嶋屋本店さんのソフトふりかけ、煮干し、胡麻、昆布、鰹節、調味料、混ぜるだけです。絶品です!本当におすすめ。
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朝から快晴。よし。良い食品博覧会。へ。

 晴天の八ヶ岳の麓。清里、清泉寮の牧草地の中で行なわれた「良い食品博覧会」へ行ってきた。晴天の博覧会、会場のステージでは、春に奈良にご一緒したフードジャーナリストの向笠千恵子さんが作り手にインタビューをされていた。向笠さんの食への愛情と深い知識が作り手の方々の心を解し共鳴している様子がとても眩しかった。心ある作り手の食品は心ある人へと伝わっていくんだなと感じた。
 各ブースでは全国から集結した、味噌、みりん、酒、油、煮干し、鰹節、漬け物、餅、練り物…いろいろな食品とその作り手が自慢の食品の試食を勧めてくれる。天国のようだった。

 良い食品って、作り手と美味しいものを求める町の人が育てていくもの。美味しいものを作りたい人だけでも、美味しいものを求める人だけでも、存在しない。その町にある昔ながらのいいもの、今に始まったいいもの。いい食品を売りたい人と買いたい人たちが住む町があって、「その商品」は存在するのだ…各ブースで作り手のおじちゃん達と話していて、今日あらためてそう思った。
 清里の空は青くて山に手が届きそうなくらい澄み渡っていた。帰りにソフトクリームを頂きました。歯にしみたけど、どんどん食べた。美味しかった。

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恵みの雨の日。

 今日は雨。畑の野菜達はきっとたっぷりとこの雨に打たれて、乾いた細胞の奥まで水を吸い込み水を感じて喜んでいるんだろう。
 私は、久々に家で過ごす。1日かけてジャムをつくる。「夏みかんと赤ワインのマーマレード」。じっくり煮詰めた。かなり煮詰めた。ほろ苦さが広がる頃には甘酸っぱさが広がり、苦みが口の中に残らない。我ながらいい出来。ジャムは3年ほど前から作っている。お酒と果物のジャムというのがコンセプト。最近は白州にあるワイナリーのワインを使ったジャムを作っている。
 晴れても雨でも暇は無し。貧乏暇無しというのは本当に名言だと思う。まあいいか。

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ルバーブジャムの季節到来。

 白州に帰ってきた。2日いないと景色は違う。草も伸び、緑も濃くなり、田んぼは水が張られだしている。今日は、今年初のルバーブジャムづくりをする。
 多年草のハーブ、ルバーブ。つい最近春が来て芽を出したと思ったら、もうすっかり立派な茎が生えている、つくづく自然はしっかりと生きている。ずるしない。休まない。着実に進んでいく。
 ルバーブを3センチ程に切り、グラニュー糖をかけて少しおいておく。そしてワインをいれて煮詰める。甘酸っぱくて、香りがよくて、私はルバーブジャムが一番好き。これから秋までルバーブジャムの季節が続く。


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ファームエイド2008銀座

 養蜂家藤原氏の蜂蜜も出展ということでファームエイド2008銀座へ皆で向かう。外苑前から地下鉄で銀座へ。私はいつものように切符を無くして出口で支払う。(切符はいつも小さすぎて無くしてしまうから、PASMOを買ったが、買ったPASMOを家に忘れた。いつもどうしようもない。…。)
 通りにでて少し歩くと、会場。ハッピをきてお餅つきをしていた。そのつきたて餅を買う為に人が並んでいた。さすが銀座。
 豆もちをワッフルトースターで焼いたコッフルを食べた。さくっとして米の味に安堵してなかなか美味しい。一緒に行ったTさんはみかんもちのコッフルを買った。ちょっともらう。これも美味しかった。
 養蜂家藤原氏とご挨拶、笑顔を撮影。藤原氏は銀座はちみつプロジェクトでも有名な養蜂家。前回の奈良で別れる時に「皆さん、僕のことは忘れても蜂のことは忘れないでください」と名言を残して去っていった。そんな蜂を愛する藤原氏は今日は蜂を連れて養蜂家の出で立ちで登場した。
 皇居の森の花々の蜂蜜を買った。東京にも街路樹を含めたくさんの木が生きている。蜂はどこでもしっかり働く。ばらばらでなくみんな一緒連れ立って花の蜜を集めてそしてちゃんと巣に戻って来る。飼ったら可愛くてしかたないだろうな。うちの農園でも日本蜜蜂を飼いたい…と改めて思った。

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春の姫鱒、今年も食べて幸せになる

 昨夜は遅くまで白州での遊びの師匠N氏の家へ。N氏は24時間遊ぶことができる。その時間ごとにある自然の遊びを知っている。寝ないで遊ぶ彼はやはり師匠だ!N氏は本栖湖へ明け方から釣りへでかけ、きらきらとした姫鱒を釣ってきた。湖上に一日中ひとりで浮かんでいたN氏の顔は春の日差しでこんがりとやけていた。そんなN氏の家に総勢15名ほど集まりわいわいと姫鱒を囲む。

 春の姫鱒はやはり美しかった。姫鱒のフライ、揚げたてを食べる。骨がやわらかく頭から桜色の身までほくほくと一瞬で食べてしまう。例のごとく、美味しいと顔がにやける。美味しい!と言葉にしてしまう。一口たべた友人皆の顔が輝いた。
 それほど脂こくなくといって淡白ではない。しっとりとした身はほのかな甘みを持ちクリーミーである。勿論川魚独特の臭みは一切ない。味わいはあっというまに口の中を泳いでどこかにいってしまった。魔法のようである。

 そして、もう一つ。庭で飼っている日本蜜蜂の蜂蜜を味見…。N氏は、暗い庭にでて、蜂の箱から蜂蜜をお皿にちょっととってきてくれた。一緒に部屋に日本蜜蜂が一匹ついてきた。ほのかにあたたかい蜂蜜を指ですくって、指を舐める。瞬間に笑いが込み上げる、美味しい!
 蜂蜜の味は、春がおしよせてきたこの何週間の花々の結晶の香り、空に飛んでいってしまうような甘い軽やかな味。誰かが桜の花の味がすると言っていた。牛糞の匂いがするとも言っていた。美味しいものには糞の匂いが隠されていると言うものだが、確かに生き物のコクのような深みを感じる。唾液を誘う甘い香り。
 
 私たちが蜂蜜を舐め、その他美味しい手料理を私たちが食べているその間、一匹の日本蜜蜂は部屋に入り込んだまま天井の蛍光灯の周りぐるぐると歩いていた。赤ちゃんも子どもも青年も成人も中年も…おばあちゃんもみんな一緒にわいわい食べるから尚美味しい。和やかでそして美味しい白州の集いをこうやっていつも催してくれるN氏に感謝する。

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たけのこ はつもの

 K子さんに筍を頂く。金色の産毛がやわらかい小ぶりの美味しそうな筍。湯がいて刺身で食べた。春のほろ苦いほろ甘い味に感激した。残りは、天ぷらにしようと思う。いろいろ春のものを摘んできて一緒に揚げようと思う。とりたての椎茸や白ヒラタケも頂いた。これも天ぷらの素材だなあ。アローカナの青い卵もたくさん。幸せだと思う。

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春の奈良 Le BENKEI

日が暮れる頃、O氏の自家農園をみせていただく。前日に養蜂家のF氏と設置したという日本蜜蜂も見せてもらった。可愛がっている様子が伝わってきて、なんだか素敵だなと思った。久しぶりに土を踏んでほっとしたのも束の間、O氏のレストランLe BENKEIへ入る。なんだここは!という別世界。私には畑の土のほうがしっくりいくのだが、別世界にも関わらずかなりリラックスしていた、それは何故かというと、食事が美味しかったから。集中して一皿一皿楽しめる、お皿と会話できるような料理だった。美味しいものを前にすると美味しいといいながらリラックスした一人の世界に入ってしまう。ここでもそうだった。
 特にフォアグラと大和の丸茄子のフリットにかかっていたマディラソースは絶品だった。いや、蝦夷アワビのハーブポワレの下に遠慮がちにひかれていたエンドウ豆と木の芽のリゾットの香りと味わいも絶妙でした。どのお料理もお皿の中央の主役が見事な素材で強い確かな味だったけれど、その脇に添えてある脇役達の存在感が繊細に行き届いており立体的なドラマを創りだしていた。私は終始にこにこしながら食べていたと思う。お皿と語り合いながら。さらりとして濃厚な、歌っているような、遊んでいるようなそんなお料理で、とても美味しかったし、何より楽しかった。
 スローフード奈良の皆さんとSF江戸東京のメンバーでの交流会。話も弾んで心も弾んで、それはそれは楽しい一夜のひとときでした。また食べたい。また来ます。

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春の奈良 むさし野にて

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春の奈良へ

スローフード江戸東京の皆さんと奈良で待ち合わせ。華やかな顔ぶれ!奈良でお迎えくださったのは、スローフード奈良代表のO氏、奈良県庁農林部主任調査員のKさん、料理研究家のSさん…など。銀座蜂蜜プロジェクトでもご活躍の養蜂家のF氏も合流。東大寺近くの料理旅館むさし野にて。ご挨拶。ご挨拶。ご挨拶。県庁のKさんより奈良の食材についてお話を伺う。
耳と心に熱く残ったのが「大和肉鶏(やまとにくどり)」という鶏肉のこと。その「大和肉鶏」を釜飯にして頂く。「美味しい!」と私は5回くらい声をあげた。最初はその釜飯が「大和肉鶏」入りと知らずに「美味しい」と声をあげ、ああ、これが、かと知って改めて一口だべてついまた「美味しい」と言う。美味しいものを食べるとつい「美味しい!」と声を出してしまうのが私の弱点だと思った。とても美味しかったからしょうがない。
皆さん、奈良には「大和肉鶏」があります!ぜひ、味わってくださいませ。

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ふきのとうを食べる、春の始まり。

毎日が勢いよく春になっている。温度は昼になると16℃。つい一ヶ月前は−8℃だなどと騒いでいたその寒さなどもう忘れてしまい、薄着になっている。目をつぶって歩くと春の匂いや温度を強く感じる。特に部屋から屋外に出た瞬間には、草木の生々しい匂いを強く感じて嬉しくなる。
午後にはふきのとうを採る。ふきのとうを食べる時期は春のはじまりの時期。今は小さなよもぎがぽつぽつと葉を出している。これからしばらく経って、つくし、たらの芽、おおばら、蕨…。麓から山の奥まで春が伝わるのには少し時差がある。ふきのとうは春の始まりの味。冬の終わりの味かな。
蕗味噌のつくりかた。丸ごとさっと茹でて、水気を絞って、適当に切る。とうがらしとふきのとうを油で炒める。砂糖を適量、みりんで溶いた味噌をじゃっと入れて、炒め和える…と出来上がり。夕食の一品に。蕗味噌はたくさんつくって冷凍しておく。そして、ふきのとうの天ぷら。私は春らしく薄い薄い衣で揚げる。薄い衣から透けて見える鮮やかな黄緑色がとても好きだから。サクッとした衣とクリーミーな甘さ、そして苦みがもう春ですよと体に囁く。少し眠っていた体が活動的になった。
 梅の花も咲いている。固まっていたあちこちの畑では土作りがはじまった。ぽつりと芽が出たと思った雑草はどんどん伸びて風に吹かれている。勢いよくどんどん春がくる。なぜか少し焦ってしまう。こんなに待ちわびた春がどんどんどこかに行ってしまうようで、まだ冬が残っている私の脳はその春の勢いに呆然としている。

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P1000308今日は玄米のご飯を炊き、蕗味噌をのせて食べる。


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ひな祭りにちらし寿司を。

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K子さんに花畑のようなちらし寿司を頂いた。「おひなまつりだから。」とわざわざつくってくれるK子さんの顔はいつも愛情深くきれいだと思う。煮付けた椎茸、茹でた海老、錦糸卵、とても美味しかった。いつもいつもこうやって、季節の行事や出来事に花畑のようなあたたかい気持ちになるのはK子さんの心配りと愛情のおかげである。できるようでできない心配りに見習わなくてはという想いをもつ、本当に嬉しかったから。春がきたようであたたかくなった。

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姫鱒(ヒメマス)の夜 日記抜粋

2006年11月某日 遊びの師匠であるN氏のお宅にお邪魔した。彼らは早朝から姫鱒釣りに出かけていた。たくさん釣れたからと夕食に誘ってくれた。ヒメ鱒とはニジ鱒よりサイズが小さく、極めて美味。今が姫鱒の季節。去年もこの時期に姫鱒のフライを戴いたのでその美味しさは知っていた。
やっぱり。もちろん。姫鱒のフライは絶品だった。川魚特有の臭みは無くほんのり甘みのある身。フライは頭から尻尾まで骨まで全て食べることができる。
 虹鱒も釣れていた。姫鱒に比べると滑らかさと味わいは劣るが、やはり新鮮ということと、山の中のきれいな場所で釣れたというだけあって美味しかった。
 N氏のお宅で食事をすると、いろんなものが出てくる。彼の捕獲物ばかり…、今日戴いたのは…、巨大スズメ蜂を漬けたお酒、スズメ蜂の子の佃煮、マムシ酒(もちろん自家製・漬けたて…)苔桃漬け酒、天然枇杷酒…など。N氏は知恵と知識が豊富である。それは経験からくるもので本質的だと思う。
 
写真1:ピカピカ光る透明な虹鱒と姫鱒(これから鉄板焼き)
写真2:姫鱒のフライ。絶品
写真3:巨大なスズメバチ…(捕まえてきた)

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