青山椒と知らない花

ミカン科の落葉低木、山椒の木。畑の隅の薮の中にもりもりと茂っている。先週見つけた青い実がだいぶ大きくなってきた。今年は青山椒、つまんでとって食べてしまおう。佃煮にして。
 これも畑の隅、雑草の生い茂る中に紫色の花が咲いていた。美しい花だった。どこからか種がこぼれたんだろう。雨がふって晴れての繰り返しの湿り気のある季節、ぐんぐん伸びるの草木の生命力に憧れる。私も雨にぬれ晴れた空の下で風に吹かれれば、ちゃんと成長するんだろうか?。ものを言わない木々達の着々とした強い力に、時をものにするその確実な営みに憧れる。だから美しい、んだな。

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桑の木が大きい。実がいっぱい。すごいよ。

 大きな桑の木。青い実は赤くなっている。枝も実も多すぎて実は大粒にはならないんじゃないかと思っていたが、いやいや。大粒の桑の実がびっしりとできている。驚いた。それにしても大きな桑の木。あと一週間?いや二週間?桑の実のジャムの季節。ちょっとしかつくれないだろうけど。とても楽しみにしている。

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薮の中には胡桃の木。若い。

 オニグルミかサワグルミか。葉っぱの形からはサワグルミと思われる。
 薮のなかの胡桃の木。誰が植えたわけでもなく、どこからか種が落ちてどんどん育った薮のなかの胡桃の木。今は葉っぱが伸び盛り、みるみるうちに葉は大きくなっていく。太陽に透けた緑が眩しい。小径の中にも若い胡桃の木。秋になって実ができたら、動物達の食料になる。そういえば、春のはじめに畑を耕す時に、たくさん胡桃の殻をみつけて、拾ったりした。固い殻を割って芽をだしている実も拾った。半分に割れて殻だけのもあった。
 春のはじめ、幹だけがひょろりひょろりとしていた薮の中の胡桃の木は、すっかり立派になってもう今年の実をつける準備をしている。着々と生きている。なあ。


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初夏の季語です。桐の花

 紫色の筒状の花が畑に散らばっていた。耕したばかりの土の上に散らばる紫の花はとてもきれいで目をひいた。とても控えめな紫色の花。どこから落ちてきた?上をみあげると高く大きな木。調べてみるとそれは桐の木だった。箪笥などに使うあの有名な桐の木だったんだ。葉や幹をよーく見比べて調べると、畑にぽつんぽつんと伸びている小さな木も桐の木だった。
 これが、桐の木か、桐の花か。桐の葉か。毎日そばにいたのに、ようやく名前を知った…。発見は楽しい。
 
 落葉高木…材は狂いが少なく、木目が美しく軽いため、下駄やたんすなどに利用される。生長が早く、かつては女子が生まれると桐を植え、結婚する際にその桐で嫁入り道具のたんすをつくった。『樹木図鑑』(池田書店)
    
 初夏の頃、紫色の大型の唇形花を多数円錐花穂状につける。見た目に清楚で芳香があり、また遠く望んだ梢の紫は美しく、筒状の花冠全体が咢から抜けて地に散り敷いたさまもあざやかである。… 桐の花一しなありし木立かな 才麿『根合』…『日本大歳時記』(講談社)

  
 ちゃんと調べたらより一層、畑の桐の木が愛しくなる。桐の花は初夏の季語だという。まさに今日のようなよく晴れた少し暑い日の、澄んだ5月の空にぴったりの桐の花。
 田んぼに水が張られ、青い空の下太陽がきらきらと水田に揺れる、そんな初夏の白州に、清楚な紫色の桐の花はとても似合うと思う。

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真桑か山桑か。

 ミョウガを植えた畑の上に大きな木がある。春の初めは葉も無くなんだかくたびれたような大木だった。絡んだ枯れた蔦をとったりした。何の木だろうねえ、といいながら、春になってみるみる木は元気になって、小さな葉がびっしりと生えて感激した。
 そんな大木…、今日ふと見上げると、まだ青い小さな実が木にくっついていた。あれ?これは桑の実ではないか?1年目の農園は発見ばかり、私たちの大好きな桑の実がここにあったのかと嬉しくなった。今年はこの木でジャムがつくれるではないか!と大興奮。
 木々が葉をぐんぐん伸ばす。何の木だろうと思っても調べないでいることが多い。しっかり見てそして調べる。これを繰り返すと現実がよりリアルになる気がする。最近、木の勉強を始めた。さっそく買ったばかりの樹木図鑑で調べた。
真桑:人里に生育し、養蚕のために栽培され、またそれらが放置されたものが野生化している。花は4〜5月。葉は蚕のエサとして使われ、果実は甘く生食のほかジャムにする。
山桑:丘陵〜低山の林内に自生する。マグワと同様に葉は養蚕に使われ、果実は甘く食用となる。(『葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑』池田書店)

この辺りは昔養蚕をしていた農家が多かったと聞いたことがある。きっと真桑かな…それにしても大きな桑の木。実が熟するのが楽しみ。農作業の合間のおやつに食べる。今日、木の下のミョウガ畑に鹿の足跡をみつけた。きっと鹿も楽しみにしているのかな。そういえばこの木の下はやけに蟻の巣が多い。蟻も甘い実が落ちるのを知っているのかな。ライバルは多い。今年は私たちも桑の実をわけて頂きます。

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そういえば、小径をつくったの。

 一週間前に、隣の薮に小径をつくった。開墾して畑にするはずの場所だったけれど、この薮はまるでバードサンクチュアリ。毎日のように雉が鳴いている。この薮に住んでいる。雉だけではない、鶯もヒヨドリもゴジュウガラもシジュウガラもよく鳴き、よく休んでいる。だから、この薮は残すことにした。奥の畑に繋がる小径をつくったら、それはとても素敵な道になった。この道を歩くと本当にわくわくする。


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畑まで歩くと発見100倍

 とてもいい天気。今日は畑まで歩いていく。いつもの道も、歩くと発見が何100倍にもなる。道に咲くしろつめ草の花が大きくて驚いた。古い家が並ぶ路地の陰影が美しい。
 あちこち田んぼには水が張られている、そんな季節。もうすぐ田植えの時である。この水が張られてから田植えまで未来を感じる静かな田んぼが私は大好きである。
 この時期の満月の夜は美しい。鏡のような田に満月が映る。静かな月光がとても眩しくて泣きたくなる。蛙の声、少し涼しい夜の温度。昨夜は新月。満月の夜が待ち遠しくなる。

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朝から夕まで森のなか 右近桜の花びら

森の中は新芽の黄緑の色が光に品よく透けている。何種類もの桜が揺れて花びらがふるふると舞っている。右近桜のうす緑の花びらに感激する。シャクナゲの花のつぼみの色はかっこいい。ミツバツツジの新芽が鮮やかで眩しい。どこもかしこも春の美しさに満ちていた。朝から夕まで春の森でくるくる働く。ちょっと歩くとたくさん発見があるから、森にいるとついつい興奮してしまう。毎日、今だけ、今を逃すともう二度と見ることがない景色。ついつい写真を撮る。

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山椒の芽吹き

春の香りといえば「木の芽」。K子さんに貰った筍を料理していると「木の芽」の香りが頭をよぎる。無性に「木の芽」を欲している。畑の隅に山椒の木がある。見に行くと、ようやく少しだけ芽が出ていた。背伸びをして刺のある枝に顔を寄せ、芽吹いた緑に鼻を近づけると、もうちゃんと「木の芽」の香りがした。美味しいものが食べたくなる香りだと思う。

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桜が満開、空は晴天。

 白州はようやく桜の花が満開。昨日一日降り続いた雨はあがっていた。朝から澄んだ青空に心を奪われる。畑についてもうろうろと歩く。命があちこちでぐんぐん育っていてうきうきしてくる。蕗の薹はすっかり蕗の畑になっている。
 椎茸の出荷を手伝い、冬から続く菌床づくりを手伝い、午前中はくるくると働いて過ごした。

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道ばたのもの

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あっというまに伸びた。春の勢い。

冬を越え、乾いた土から生々しく芽を出したルバーブをみつけてからまだ数日。今日畑をうろうろしていたら、芽はぐんぐん伸びてすっかり葉が開きそうなルバーブを見つけて驚いた。生き物の速度は結構着々としている。自然はゆったりしているようだけど、実は個々の自然物は日々どんどん変化している。私は忙しそうな気持ちでいるけれど、実は変化や成長は極めてのろい。この春のパワーに圧倒されている。太陽はエラい。
昨日からなんとなく目が痒い。花粉症の初期症状かな。マスクをしているとあまり春の匂いを感じれないので嫌だなと思う、がマスクをしないと目が痒い。やはり花粉症デビューかもしれない。うろうろと畑を歩いているといつのまにか小さな花が咲いている。そのうちこんちきしょう!雑草…ということで、汗だくになって何度も何度も草刈りをするのだけど、今は久しぶりの緑の草と紫や青の小さな花がとても嬉しいので写真に撮ってみた。

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